バイト(パニック障害になる前)
私がこれまで経験してきたバイト、バイトをしてみてあった出来事を紹介します
- ファーストフード店
*当時高校生(16くらい?)だったのでADHDという病気すら知りませんでした。
私たちが注文するものを店員さんに伝えるとき、あらかじめ頼もうと思っていた商品名を一気に言ったり、メニュー表を見て「あっ、これも欲しいから追加で」などのやりとりはスムーズにできますよね。
ADHDの私の場合それが耳に入ってこないんです。1つのことしか集中できなくて。
レストランみたいにお客様がまず1つめの商品を頼み、店員さんが注文を打ったのを確認してから次の商品を注文をするみたいな形式じゃないので
ファーストフード店だと店員さんが注文を打つところがモニターでよく見えないのもあるし、なんせ”ファースト”フードなので
お客さんもはやく注文してはやく商品を受け取りたいのです。
そういった面からお客さんは注文する商品を一気に伝えることが多いです。お客さんは普通に注文しているんですけど、注文を聞き、打ち込む側のADHDの私としてはかなり至難の業でした;
聞き逃してしまっては、もう一度注文をすべて受けないといけません。
打ち込めなかったこと、お客さんにもう一度聞くこと、怒られたら怖いこと、いろんなことが頭の中を巡ってパニックになってしまいます。
私はパニック状態で、お客さんになんてまた聞けばいいのかわからなくて先輩に頼ったりすることがかなり多かったです。
ほかの手伝いをしようとしても、ポテトをぶちまけてしまったり、本当によくクビにならなかったな、と今では思います。
休日なんかは特に人手が足りないのに、休みだ―と思って寝てしまってバイトを無断欠席してしまい、後ほど電話で店長さんに謝ることなども多かったです。
幸い店長さんはすごくいい人だったので、よくシフトの提出を忘れる私に「今日はシフト提出日ですよ!」と連絡をくださったりしたので続けることができていました。
お仕事に慣れたな、と思ったのは3、4か月かかりました。
ほかの同い年の子と私を含め3人くらいで入店したのですが、私が一番覚えが悪かったです。
・なんで私はこんなに人より覚えるのが遅いんだろう?
・失敗しないように神経を削るように頑張っているのに、なんで人に迷惑をかけてしまうんだろう?
・どうして私ばかりが怒られるんだろう?
そんな疑問ばかり浮かんでいました。友達がいたのでサポートしてもらった部分もあり、1年ほどバイトを継続することができましたが、
ファーストフード店は常に忙しく、肉体的にも精神的にもつらかったので辞めてしまいました。
バイトを選ぶ際気を付けたほうがいいことなど、後ほど考えていきたいと思います。